過去は振り返ることしかできない。断片的な記憶と、感情がもたらす色眼鏡を通して。
過去を振り返ると、大事な局面で間違った選択をしてきたことを思い出す。また、努力を怠った自分や環境を呪いたくなる。
30になって、ようやく一人前。
あの人はもう大人だ。
早熟
社会
頑張らねばならない
父
1953年に生まれたのにも関わらず
時代の流れに流されず
マイペース
どうやったら俺が生まれるのか
俺は何も生み出せていない
そして少しずつ受け入れようとする
自分は生み出せないこと
子作りも事業作りも
新しい環境も
流されて
ダラダラと怠惰に
美徳と知りながらも罪であるこの暮らし
南国でならまだ生き残る余地もあるだろう
都会じゃ真似できない
いつか淘汰される
それはわかっていて
それでも
戦う意志がない
大切なものは何か
人
情緒
守りたいと思った人
その安らぎを
今は発信先を持たずに
この数年間の自堕落を費やしていて
だってリスクがない
短期的リスクが
長期的にはリスクしかない
怠惰を費やしているから
満足
幸福
あの人を守れなかった
幸福
あの人の理解が出来なかった
不幸
努力じゃ足りなかった
努力が賄えなかった
努力した
体力が足りなかった
あのまま進めば沼へと足を踏み入れると
そういった、他者に対しての
結局自分が大切なんですね、という自分の
物事の価値観や尺度が
この体たらく
これは誰のせいか?
俺のせいか?
親?環境?家族?学校?何だろう
わからない
わからない
ことだらけの
この世界に
あと少し
今はもう
少ししかない