人という生き物

まずはじめに粒子があって

動くうちに熱を帯びて

衝突して高熱になって

飛び散った物質が宇宙になって

数十億年か経って熱が冷めて

数億年して惑星が象られていく

地球と名付けられた惑星に水が現れて

水から生物と象られたものが生まれて

数十億年のうちに生物はいろんな形を取り

生物には種を増やそうという表面的な戦略が育まれていて(宇宙にもあったのだろうか)

サルができ星が降り地表が鳴り返された数億年後にサルが生まれて覇権を握った

気づいたら地球は我々人類の支配下

それでも自然には逆らえないでいる

ときに調和したがるもの

ときに圧政したがるもの

ときに諦めるもの

などが蔓延るうち

力で知力という名の暴力で解決できないものは無いと流行り出し

中身はすっからかんなのにもかかわらず数百万年の遺伝子コードを無視して今我々は自分たちが生きていると信じている

きっとおそらく

冷静に考えれば

自分たちも寿命80年程度の細胞みたいなもので

数億、数百万の時間の中のほんのわずかな一部である

その中には音楽というものを嗜んだり

異性との交友を楽しんだり

頭の悪い会話のフリを楽しんだりして

生きていく

自分の考えがおかしいよ、と思われるのは

考えの尺度が違うから

前提がズレているから

皆にはそんなに余裕がないから

 

自分はただ皆と喋り、面白いと言い合いたい

だけなのに

どうしていつも

阻害されているような気持ちになるのか

 

ただ自然に考えたことが

先人の知恵を受け継いだものが

多くの人には目も当てられず

考えられず

楽しいという理由で消費者の一部になり

自分だってそうだ

消費者のはずだ

所詮

それなのに

なんで

話が合わないのだろう