愛とは俺の好きな言葉の中でも特に重きを置いている
その一方あまり具体的に説明を持ち得ないような気もしている
愛とは
要するに他者への信用だと思っている
自分も他人も常に移り変わっている
生物は分子結合の表象だから
絶対数を確実に捕捉し、完璧な理解というのを施すには
あまりにインターフェイスが繋がらなすぎている
強いていうなら水素分子同士が(正確には酸素分子も)緩やかな結合をしている"水"という状態を理解している、というのを愛と自然学的には当て嵌めうるらしいが
人間においてそれは身体的なそれもあれば精神的なものがある
言い得て妙な気もするが
それはそれで自然
で、思うに愛についてここまで重きを置くのは自分の経験が、主観における価値がなくてはならない
それはなんだろう、と思う
思うに、自分のこれは"相手を否定したく無い"ということだ
的確な表現を持ち得ないが、"自分の記憶の中にある肯定的な印象の相手"を否定したく無い、でも良い
つまり諦めの悪さ、とも言えるだろう
人によっては40年らいの慕情を従えて生涯を遂げる人とかもいる
そういう意味では自分の数年程度など、数字で例えるには大した指標を成さないだろう
なんというかまあ
世の中は平穏無事で、死んでもだらだら続くし
俺程度の些細な米粒がどう足掻いてもあまり意味はなくて
その中でもこの人はどうしても否定できない、信じたい
愛していたい
それ以外のものは、そのエネルギーを分散することを持ち得ないので
不可
それで孤独になると拍車もかかる
しかし、相手に報われない限りはそれはそれは無残な感情。
幸せになりたい。