弱い人間が苦手だ

私は弱い

弱さを自覚しているから

克服すること向き合う方法を知っている

器用にやれたら、なんて言うけどそんなのは英才教育で培われたボロ雑巾かゴミ切れだ

なんでも目にしたもの手に入れたものを"出来る"と勘違いするのは弱いからだ

弱さは諦めた他者への依存、逃げ、無様、悪態、言い訳を作り出すから

向き合うことの怖さに恐れてなにもやれない

理想だけは持ち続ける

そんな無様な人間を美しい、とか言うんだったらいつまでも裸に骨持って恐竜でも狩してればいい

人間がここまでこれたのは甘えずに一歩前に転び倒れる力があるから

ドラム叩いてギター弾いて演技をして

それが気持ちいいからなんて理由だけで生きていけるのは特権階級の犬にしか与えられないものだ

そこに一生懸命さ、つまり何かを自分以上のそれを作り上げる力がないから

作り上げる苦しみ、産みの苦しみ、その無意味さ、狂乱を価値だとか酔狂だと嘘吹聴していく

その無様さが私は大嫌いなのだ

いつまでもいつまでも

そうやって足場固めて

逃げるといいよ

それが特権階級に出来る生き方だから

君達にはぼくたちせいぜい奴隷の頑張る姿に嘲笑をかけるのがぴったりだ

毎朝美味しいご飯を作らせて食べて、ときに作る楽しみを覚えて

いたずらな恋に痛い思いをして私は孤独だなとか酔いしれて

そんな風にしてやれるのは甘えからだ

甘えたいなら母親の腹割いて戻ってくれ

私たち努力の邪魔なのだよ

君たちのゴールが