人間と社会の輪郭

8年ほど世の中というものについて接する機会を以て学ぶのは常に大して努力しない、同じ種族の群集ばかりだった

 

なぜ努力しないのか?と逡巡するにはあまりに些末過ぎたが、改めて考えてみたら自分が彼ら以上に努力しているに過ぎない

 

他人に自己同一性を求めようが求めまいが自然の無常さに気を遣わせようとすることで大したことないと

 

努力はしてもしたりない

感情と理性を切り離すだけで

こんなに世の中上手く行く

 

無論、理性に付き従うためにも

社会構造を俯瞰し、自己の所在を移動させることしか

改善し得ない

 

犬がより美味い飯を食らうために脳を働かせるのに変わらない

 

そう思うのは人間の輪郭で

 

手段にばかり気を取られ、主体を見失っている