夢や理想を追い求めること
夢はありますか
理想は何ですか
うるさい音に反応することですか
きっとそうじゃないはず
そのために学を身につけたわけじゃ無いはず
何が目的ですか
何のために生きますか
意味なんてないですか
ニヒルなのが正しさでしょうか
左脳的な思考に執着し
現実以上に思考が増えた時
どうしても人は絶望する
てかもうゴールが他にないことに気付いた
これは皆、歴史的な事実
だから
目的や意味なんてものは
頭で考えても無駄
体で学ぶ
4歳の子供に何が好きかと尋ねれば
母親か好きなキャラクターかはたまたクラスメイトの誰かか、好きなご飯か
岡潔ですと言うような子はいない
それは春宵十話を読んだことがないから
体験したことがないから
知らないものは好きになれない当たり前の前提がある
目標はなんだ
昔はあった
総合格闘技の試合に勝てること
なんとなくこのくそったれな世の中に反旗を翻すこと
たぶん出来てる
なぜなら身体が満足し切ったから
目標はあるか
あったようだが今は分からない
恋のような短期的なものではない
長期的なもの
もう何回も書いている
わかりあう
手のひらの温もりを介してわかりあう
意気投合しながらわかりあう
けんもほろろのようにわかりあう
心の奥底で信じ合う
他人には委ねられないのだろうか
親以外を信じられないのだろうか
たまたま出会えてないだけなのだろうか
自分は基準がおかしいのだろうか
自分はおかしいのだろうか
笑い物にして動物園のショーケースにでも入れてもらうべきなのか
本当はそう思っているんじゃないか
足のくだらない擦り傷は
自分の愚かさや惨めさを
わかりやすく体現している
こればかりが27から続いているような気もする
本当に頼りになるのは
やはり何も無い
目標は何だろう
愛し愛されること
子供ができたら変わるだろうか
どうやって死ねば納得するだろう
遺伝子を残せればそれでいいのだろうか
唯一まだ人間の歴史上先祖が代々脈々受け継がれた中で、自分だけやりきれてないことと言えばそれくらい
でもそんな軽率でもない
そんな慎重でもない
物件探しに似ている
要は最高のピークなどというよりは
なんだかんだで自分のテリトリーである
居場所である、その類の安心感
そう言う感じのことを言う
それがまだ探し足りないということらしい
2週間後には手術がくる
今もまだ鼻は詰まっている
足はくだらねえ擦り傷を蓄えている
1ヶ月もの間、失われる筋肉のことを思うと
それもそれで気がきでならないし
下半身の違和感も面倒臭い
細菌の類が早く治れば良いのに
格闘技に向き合えない
賃貸は見つからない
永住する住まいは見当たらない
皆こうした孤立感に耐えきれずに
選ぶのだろうか
腹の底は意外と誰も見せてくれない
というよりかは
本人もよくわかっていない場合も多い
素直にドラスティックに
自分の体から流れる血液を見慣れているからかのように
女性だけが割と現実を直視している
素敵だと思う
自分にとっての終の住処
まだ終わりというには早いけど
一体全体それ何?
目標は何ですか
なんで生きますか
美味しい料理じゃ足りませんか
楽しい時間じゃ物足りんですか
永遠の命が足りないですか
承認や記憶が欲しいですか
私は何のために生きてますか
今一度問いたい
くだらない足の擦り傷に感謝をしながら