話すとはなんなのか30歳にもなってますますわからなくなっている気がする
あの人と話す時と、この人と話すときでは、全く別の"話す"が行われている
わかるだろうか
振動だ
そもそも言葉なんて音だし、音は波で振動だ
振動を通じて共鳴し合うのだから
そもそも言葉でわかりあうなんて不可能なんだ
振動が協調しようとしない限りは
そこに存在する言葉なんて無意味でしかない
黙ってても理解できるそれが波長が合うってことじゃないか
昔の人はそれを理解していたと思う
話すのが難しい
話を聞くのが難しいし、受け答えをするのが一番苦手である
そもそも人にそんなに興味を持って質問を投げかけてくるような人ってあまりいないし
鋭い質問をするということはそれだけ人生に鋭敏に察知して生活を送っているということだし
そんな人間がこの時代にどれだけ、この大都会東京のど真ん中にいるだろうかって
会話って一体何なんだろうか
相手を許すこと
自分の言いたいことを感情に任せて言ってしまえ
感情がそもそも間違えている場合だってあったし
それに比べると機械は便利で簡単だ
1+1は必ず2になるし、人間界だと権力とかいう不誠実が罷り通ってしまい
カラスは白色である、が罷り通るのだ
機械の世界ならカラスは黒色である
絶対に分かり合えないのに
やたらを言葉を介して誰かと共同体意識を持ちたがるのは一体
私にはそれが動物的所作に思えてしまうので
なんだかこうもっと人間的な振る舞いを取りたいんだけど・・
と感じたりもするんだけど、
別に人として嫌いなわけじゃあないから、そういう波長の場においても
一応は居ようと耐えられてしまえる、それが30歳の私のいま
話すとは一体何だったのか
ダラダラと過ごす