現実の輪郭を描く

人もそうだしその人もだし

人をよく見て理解するのは

世界を着実に噛みしめるのと同じくらい

広げた手が何処にあるか目を閉じて当てられる

そういった感覚の極致

自分なりの解釈に人を落とし込むことは簡単だが自分でさえそれはできないし他人でもできるように見えるだけでちょっとした生まれの差かも

極地、偏見とも言えると思っていて

想像や曲解に頼るのでなくて

期待や失望に愛しさを求めることもなくて

ただなんとなく

そういうことだよなと人の輪郭を描くこと。

体、ノイズ、良く知る人は良く好かれる

良く見る人が良く好まれる

良く見て欲しい人ほど心の何処かで穏やかでは無い胸中焦燥の多いものだ

焦燥とか、振り子の重心から一番離れたところにいたい気持ち、それでいながら自分が重心でありたいと思う

人の輪郭を描くことができれば

きっと自由だ

だから僕は世の中の輪郭を捉えようと思った