instagramへ上げようとしたものについて

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こんなことばかり考えて
でもみんなを愛しているよなんとか
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私は欠陥品だ
誰がどう見てもそうではないだろう
それは間違っている
間違えてくれていいのだ
それが貴方を救う。
私は救われなくていい
救われなくていいなんていいのは傲慢なのだ知っている
判ってはいるものの寂しいんだ
いつまでたっても
救われるのはあなたでいい
そう言ってあげられる幸せを
持ち合わせられるために汗を出す
そんな数年は経過したか


実の所先々週会社を早退して江ノ島に行ったのだ
寒かった
風邪が拗れて今も続くのはきっとこの日の所為

朝起きて
天井を見て体が張り付いて
ああ、またか
と思いながら2時間程白い壁と対峙する
やれやれと思いながらお湯に身を包まれてから
はあまた、今日の自分にもサヨナラだ、と思いながら扉を開ける

開けた頃にはすべて捨てた

クソに揺られて目が覚めて私は機械
そう機械
なんでも熟す丁寧な機械
たまに不器用なことがあるのも許してね
欠陥品なの
会社とかいう得体の知れない共同体に今日も落ち着こうとすると
なんかまた涙腺が刺激されてくるので
どうやら不味い
そう思って上司に相談してみる
どうやら体の震えが止まらない
開け広げ詳らかに状況を説明して
呂律は回らない
リズムは音色のような旋律

彼は分かってくれている
だから話したのだ
誰にでもないあなたに。

彼はまた静かに話を聞いてくれる
偶に、彼のことで不安になる
いや、彼に嫌われているのか心配なだけだが
まあいい。かなしみ

それでもその時は
有りえないほどの聴覚で以って自分の体内を浄化されてゆき
改めて胃の中がスウスウっとし、また
イライラ、
グチョグチョしたウイルスが栄えてきた

彼がこう提案をくれた
江ノ島に行ってみなよ

午後の仕事など放って(正確には後日やるのだが
誰もいない空き地にでも行ったらいい

それもそうだな
この人はモテるなぁ…と顔を見ながら思う

それはそうとご飯だ
まだ何も食べてはいない
体が拒否を続けるからついに55kgまで減っていた
マズイと思いメンバーの1人を誘って食事へ向かう
仕事の話などをする
人の話もしない

よし、少し栄養が摂れたところで海外に行こう
ここでいう海の外は江ノ島である
行き方はシンプルに東京駅を出れば良いのだ
あとは下るだけ
嗚呼、でもどう下るのかだけは問題である
どう下ろうか
いや、考えていても仕方がないのだ
今の私に最も必要とされているのは解放である
足を刺激し、新しい情景や音響を取り入れることでこの泥沼から少しでも抜ける
それは幸せとかそういうもんじゃない
君みたいに幸せなんて持ってないよ…

電車に乗ると1時間かかるらしい
アホらしいのでグリーン車に乗る
大人になるとお金が手に入り
いや、強制的にその人の人となりに対して支払われる対価だと思っている
使わなくてはならないノブレスオブリージュ的な義務もある

仕方ないので1080円くらい支払う
新幹線と同じ心地でゆりゆられる
ああ吐きそうだ
死にたいな

死ぬ気力がないことの辛さは計り知れない

 

着いても相変わらず自分は変わらない

好きなものがなくて

好きと言えなくて

そんな権力無い

自分が愛する権利なんて

そうだからあなたの幸せには勝てないのです

その辛さが今日も今日とて貴方を殺す

いや、私は死んでくだけよ

 

江ノ島に着いてからのことはよく覚えていない

風邪が段々と悪くなって行ったこと

これから帰ることを考えると余計死んでしまいたくなること

そんなことを逡巡するうちに

あなたに電話をかけたのです

 

 


どうやら私は欠陥品だ
あれもダメだこれもダメだ


出来ない


出来ない


ことだらけなのだ


そんな私は存在してはいけない


だからこうして存在を殺す


殺して殺して捨てて捨てたくないのだ気持ちだけは
捨てることに腕が保たなくなると次は
バカみたいに泣きじゃくるのだこの子供は
でも捨てるだけじゃイヤなのだ
捨てなきゃならないのは分からないことだ
素敵なようで美しいようで自分には尊しさも感じるのだ
理想が高いのは判っている
誰よりも偉そうなことを考えようとしているのも知ってる
自分のことだから誰かの上に立つのがいいと感じるのも知る
もはやそのような気持ちに対峙するのもバカである

誰にも分かってはもらえない
誰かにこの気持ちわかって欲しい
つらくてつらくて捨ててばかりで
諦め果てたこの身体に
よかったねといってくれる瞬間を
そんな瞬間が来てしまったら本当のところ
生きてく価値なんてなくなってしまうのでは

などといろいろ考える
何度味わっても判る
彼女と僕にだけは判る
何故だかね、噛み合わないのに


まあいいやそんなこと

この旅は有り体に言って仕舞えば傷心旅行である
誰かとの思い出と
人の気持ちが分からないでいられることへの後悔や懺悔や憎しみを
ぶつけるすべを持つことのない人間の行き着く
最後の砦
ああ今日もわかってもらえなかったなあ
みたいなことを言ってるね
言えませんしそんな美貌もありません
判ってます
分かってても言わなきゃ死ぬのですよまた今日も
何か間違ったことを言いましたか?
いつからそんな体裁を保つようになりました?
好きに生きるのは難しい
楽だし楽しいし面白いでも人により幸せには難しい
楽なことばかりやっていると愚かになっていくがといって隣りのあのコはいつも幸せそうだな
なんだったら悲しみをシャウトするくらい歌でも歌えば良いじゃん
出来ることならね
歌声も歌詞も信じきれないから
ピアノを弾いて違和感
言葉が紡がれるのは最後
今日も綺麗さに
あなたの美しさに縋れないでいた