努力

今まで努力なんて自分には必要のないものだと思って生きてきた

その原因は、やはり自分が器用だったからというのが大きかった

うまくやろうと思えば、その時々で善処したし、それがこの先の人生においても当然だと勘違いした

現実は甘くなかった

世の中に出ると

頭の良い悪いとか、行動力があるないとか、そういう話の以前にまず

ひたむきな人間が強いって知った

がむしゃらとかでもいい

とにかく、人には努力が必要

わたしはその不要性を、エピクロスのように説き続けた

けど実際問題

時間が経つにつれ

尊敬していた人も

僕のそばを離れ(もしくは最初から離れていて、距離を自覚したのか)

頑張って行く人の多さに

なんか惨めな思い

それは多分今置かれている状況てのが

若干特殊なのもある

ある意味で今は、不労所得みたいなもので生活出来るし

友達はいなくても楽しみはあるし

そんな生きてるようで死んだ生活は

こういう思考に陥りやすいかもしれないし

とはいえ

何か行動はしようと思って(社会に出て覚えた、今出せる最大限の努力)

九州へ赴いたり

オーストリアのワーホリについて調べたり

教養を深めたり

語学力を鍛えたり

してる

そんなことに大した意味も、努力と言えるものもない癖に

つまり僕がいう努力というのは

物事に向き合う自分自身と、向き合う対象が互いに価値を見いだし合っているような状況で

あとはまあそれを淡々と続けるのが良い

そういうものに感じる

うまくいかないものに深く力をかけない

離れるものには距離を

近づきたくない人からは距離を

距離を、距離を。

他人の人生に干渉する時間だって結局は

ここでいう努力っていうもんに当てはまるもの。